T字シェーバー
何年に一度、突然やってくる毎日の髭剃りに用いる道具の再考。
キッカケは、それまで毎日使ってきた電動シェーバーが突然壊れたことだった。
最初に使った髭剃り用のシェーバーは何だったか?
思い出してみると、私鉄の駅から続く学校までの通学路、学校の近くの路上でシック社が配布していた、主力商品「Ultra」の贈呈用カラーバージョンだったはず。
1987年のことだ。
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| ↑この色ですね(画像は拾い物) |
付属していた替刃を使い切った後も、薬局で替刃を購入して長く使ったと思うが、他のシェーバーも使ってみたくなり、色々とメーカーの垣根を越えて手を出し始めたように思う。
1990年代はシック社の曲がる2枚刃のFX、ジレット社のセンサーエクセル、マッハスリー、2000年代はジレット社のM3POWER、フェザー安全剃刀社のMR3等。
ちなみに1998年まで3枚刃のT字シェーバーが存在していない。
T字シェーバーが4枚刃以上になってくるのは2000年代に入ってからだったが、1990年代までの電動シェーバーはコンセントからつなぐ交流式が主流であり、電池式やバッテリータイプはまだまだ非力なものが多かったと思う。
2000年代に入ると、市場的にも電動シェーバーが主流になり始めたと記憶している。
ブラウンやフィリップスの電動シェーバーの性能は飛躍的に上がり、T字シェーバー並みに髭が剃れるようになってきた。
最初に手に入れた電動シェーバーは、フィリップスのウィリアムズモデルで、これは驚くべきことに10年近くも使うことができた。
交流でもバッテリーでも使える優れ物で、それからT字シェーバーは滅多なことでは使わなくなっていた。
途中、この電動シェーバーが壊れるタイミングで、一時的にT字シェーバーにも手を出すのだが、4枚刃や5枚刃は、流石にコストがかかりすぎるので購入を見送り、昔ながらの2枚刃や3枚刃のものを使い続けたが、あくまでも電動シェーバーを買うまでの繋ぎとしてだった。
フィリップス社の電動シェーバーは計3台ほど使ったが、年々耐久性が落ちて壊れやすくなり、ついに先日動かなくなってしまってから、電動シェーバーを買うのを諦めてしまった。
そこで、再びT字シェーバーの出番である。
以前、ジレット社の切れ味が気に入ってセンサーエクセルばかりを偏愛していた時期があった。
しかし、そのセンサーエクセルの本体はとっくの昔に廃番となり、替刃だけがまだ手に入るようだが、ホルダーの方が行方不明で今は使うことが出来ないでいる。
2000年頃に買っていたマッハスリーとM3POWERは見つかったが、M3POWERは壊れていて電池を替えても振動しない、ノーマルのマッハスリーと同じ。
そのマッハスリーシリーズも、遂に廃番となってしまったようだ。
数年前、フェザー社の両刃カミソリ『ハイ・ステンレス』用のポピュラーホルダーを使いだした。
そのままだと肌を切りまくるので、刃を二枚重ねで使うことで出血せずに使えるようになったのだが、当然コストパフォーマンスはよろしくない。
どうも最近のT字シェーバーのヘッドは『動きすぎ』なのではないかと思う。
上下に動くのは構わないが、左右に動くのはどうかと思う。
肌に密着するためとはいえ、狙い所を剃れないのでは本末転倒だろう。
古いタイプのT字シェーバーのホルダーは、2枚刃で手に入る現行製品(シックUltraプラスX、シックSUPERⅡ、フェザーFⅡ NEO)に取り付けられると聞き、初心に還ってシック社のUltraを再び使うことに。
ホルダーは実家に行けば見つけられるかもしれないが、あるかどうかは望み薄なので、オークションサイトで古いUltraのデッドストック品を購入した。
Ultraのホルダーも、実は数種類あることがわかった。
初期型のUT-500、中期型のUT-570、後期型のUT-590等があり、汎用性が高いのは後期型のUT-590らしい。
数十年振り、多分35年振り位だろうか?
久しぶりのシックUltraでのウェットシェービング。
あれ、こんなに切れなかったか?と思ったものの、それ以降の機種が、より剃り味を増していった記憶が再び甦って納得する。
中でも特に驚かされたのは、やはりジレットのセンサーエクセルと、マッハスリーだった。
そして、T字シェーバーの探求は、遂にダブルエッジ(両刃)の一枚刃、『フェザー特撰両刃オールステンレスレザー』へと到達する。
| ↑ハイエンド両刃カミソリの存在感は半端ない |
メルクールやミューレ、ヘンソンシェービングやロックウェル等の各モデルも検討したのだが、やはりフェザー安全剃刀株式会社の『フェザー特撰両刃オールステンレスレザー』を使わずにはいられなかった。
肌は全く切れないという噂はあったが、実際に使ってみると肌も切れまくるので、扱い方に慣れるまでは流血覚悟だったが、あらゆるT字シェーバーの中での使用満足感は満点だろう。
しかし、時間に余裕がないと使えないので、朝の普段使いには2枚刃のUltraを使ったり、残り少ないオリジナル刃のマッハスリーなどを使いつつ、楽しい髭剃りライフを堪能していきたいものだ。
とか何とか言ってたら、某サイトでセンサーエクセルの新品を格安で見つけてしまい、再入手。
T字シェーバーの探求は、なかなか終わりそうもない。

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